OXウォッシュ&コーティング工法は、既存建築物の石材・タイル・コンクリート等の「汚れ・白華・濡れジミ・黄変・虹彩等」を、専用クリーナーと高圧洗浄機にて除去し、保護コーティングを行う、再生・再発及び事前防止工法です。

石材・タイル・コンクリート トラブルの原因

汚れ発生のメカニズム

天然石材やレンガ・タイル・コンクリートと言った建材はアルカリ水を吸い上げやすい性質を持っております。右図のように事前に対策を行っていない場合、石材などの建材が裏面からアルカリ水を吸い上げ、表面に濡れ色、白華が発生します。この状態を放置すると太陽光に含まれる紫外線を受けてアルカリ水が黄変し、美観を大きく損ないます。

汚れの原因

煤煙による黒ずみ
煤煙による黒ずみは、市街地などに建てられている建造物によく見られます。これらの原因は自動車などの排ガスです。この様な排ガスによる黒ずみは放置すると、太陽光に晒されることにより酸化皮膜を形成し、石材に固着します。さらに長期間放置すると、この酸化皮膜が幾重にも重なるという特徴を有しています。 この様に幾重にも重なって層をなした黒ずみは非常に厄介であり、通常の洗浄方法では完全に除去することが難しい汚れの1つです。

白華 (エフロレッセンス)
白華は石材内部に染み込んだ湿気などの水分が、石材内部の未反応セメントと共に外部にしみ出し、空気に触れることで形成される白色の塊です。長期間放置することによってこれが繰り返され、白華は黒ずみ同様に分厚い層を形成します。白華は水に溶けないため通常の洗浄方法では除去が困難であり、白華の化学的性質に主眼を当てた特殊な洗剤が必要です。

鉄格子や雨樋からのもらい錆
鉄格子や雨樋などの金属と接している場所、または雨樋などから頻繁に水がかかる場所では、これら金属部品から流出する錆により黄色から茶褐色のシミを作ります。この様な金属錆は分子量が非常に小さいため石材の内部深くまで浸透します。内部深くまで浸透したもらい錆は除去が非常に困難です。

トラブルの事例(一部)

御影石|インパラブラック
濡れジミ・エフロ

〈御影石|カレドニア〉
濡れジミ・エフロ

大理石|ペルリーノロザート
濡れジミ・エフロ ポップアウト現象

ライムストーン 新築時|撥水処理済み
カビ・エフロ

対策

石材・タイル・コンクリートに対し、何も対策を施していない「無塗布」状態では、アルカリ水の吸い上げが激しく劣化の進行が早くなり、美観を損なうだけでなく躯体の安全性にも影響を及ぼしかねません。 また汚れの付着が度重なることで、それらを洗浄するメンテナンス等の費用が膨らんでいくことになります。
事前に対策を施した場合、アルカリ水の吸水を低下させるので、トラブルを抑制し耐久性を向上させます。また、経年による汚れの付着が軽度になることで、美観を保つことができ、それらにかかる費用を削減することにつながります。

OXウォッシュ&コーティング工法とは

OXウォッシュ&コーティング工法は、既存建築物の石材・タイル・コンクリート等の「汚れ・白華・濡れジミ・黄変・虹彩等」を、専用クリーナーと高圧洗浄機にて除去し、保護コーティングを行う、再生・再発及び事前防止工法です。

洗浄・クリーニング・復元

徹底した洗浄
古びた石材・タイル・コンクリートの場合、経年劣化と共に汚れが付着します。この場合は当然洗浄が必要になってきます。また、コートの浸透を妨げるあらゆる原因を除去するため、弊社洗浄剤を使用し高圧洗浄機で徹底的に洗浄します。コンクリートの場合、コンクリート表面専用洗浄剤(OXW-CNC)で擦り洗浄した後、温水高圧洗浄機(100気圧)で、全体を温水洗浄(90℃)で「可溶性アルカリ塩」除去洗浄を2回以上します。

石材の研磨による復元
風雨などにより石材本磨きの本来持つような光沢が失われている場合、ダイヤモンド研磨施工による復元作業を行います。

可溶性アルカリ塩とは? | 可溶性アルカリ塩とは、ポルトランドセメント中に含まれている水溶性のナトリウム塩やカリウム塩で、 新築の打ち放しコンクリートの場合、セメントに含まれる可溶性アルカリ塩がコンクリートの表面乾燥と同時に表層部に移行し撥水剤の浸透を遮断したり、強い吸湿性がある為、乾燥せず常に強いアルカリ性を示して、塗布した撥水剤の硬化不良を起こしたり、撥水剤と化学結合し撥水剤の白華現象を起こしたりして耐久性の低下に影響を与えている事はあまり知られていません。
上記の様な事で設計会社やゼネコンから、浸透性の撥水剤に対しての不信感が生じた事と思います。当社の施工は、必ず温水高圧洗浄機やコンクリート洗浄剤を使用して、コンクリートに含まれる可溶性アルカリ塩の除去を行ってから、表面乾燥後水分計を使用してチェックを行い、含水率5.5%以下を確認し施工致します。

可溶性アルカリ塩を洗浄する必要性

洗浄前
可溶性アルカリ塩を除去せずにコート塗布を行った場合は浸透が不均一になる。

洗浄後
可溶性アルカリ塩の除去を行い、コート塗布を行うことで浸透性が高く均一になる。

コーティング・強化・保護

CLOコートの特長
CLOコートを塗布することで内部に深く浸透し、建材の吸水性を著しく低下させ、裏面や小口からのアルカリ水の吸い上げを防止します。また表面への汚れの付着を抑制し、汚れが付着しても簡単なメンテナンスで除去可能になります。
さらに弊社コート剤はシリカを主成分としているため、汚れの防止と共に建材を緻密にして表面硬度を向上させます。弊社コート剤により形成された浸透防水層は通気性を持っているため、建材内部に水蒸気がこもることはありません。

CLOコートと他コート剤との比較

施工事例

石材・タイル・コンクリートに対し、弊社で施工した事例を紹介させていただきます。